10万トン以上という膨大なタイヤの70%が燃えて「有害な煙」を撒き散らしてるわけですから たまったもんじゃありません。しかも、放火ですから、目的はいったい…

>>> Tire inferno: 9,000 residents evacuated in Spanish town of Sesena

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スペインで不法投棄タイヤから出火、有毒煙で9000人避難

スペインの首都マドリード郊外で13日未明、不法投棄されていた大量のタイヤから出火し、有害な黒煙が立ち上る中、これまでに約9000人の住民が避難する事態となっている。放火とみられるという。

火災が起きたのはマドリードの45キロ南にあるセセーニャ近郊の廃タイヤの山。セセーニャのカルロス・ベラスケス市長は「あらゆる証拠が、この災害は人為的なものだと示している」と述べ、ここ数日は雨続きだったため自然発火は考えられないとの見方を示した。

ヘリコプターなどによる消火が続く中、地元カスティーリャ・ラ・マンチャ州当局は、炎上する廃タイヤから排出された「有害な煙」がセセーニャの一部地域に影響する恐れがあるとして13日午後、近くの集合住宅に残っていた1000人ほどの住民に避難指示を出した。この集合住宅には約9000人が暮らすが、大半は既に自主避難していた。

不法投棄された廃タイヤの山はカスティーリャ・ラ・マンチャ州からマドリード州にかけて広がり、その面積は10ヘクタール、サッカー場10個分ほどに相当する。発端は1990年代にある企業がリサイクル用の古タイヤの仮置き場として使い始め、現在は高さ3メートルまで廃タイヤが積み上がっている。両州は2015年にタイヤ撤去の入札を行ったが、まだ作業は始まっていなかった。

13日夜までに廃タイヤの70%が燃えたという。

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